2021年8月10日火曜日

#138 音楽原動力(Power&Speed) 音らく論wシリーズ2 リズム学習基礎から

 リズムをやる時ですw

簡単なようでかなり厄介です。なんせロクな本がないw

でも大丈夫ですよw

私には1冊の心強い図書があります。

リズムの原理 ポール・クレストン著

この本は坂本龍一教授おすすめ図書として紹介されていたので、速攻買っときましたw


タイトルとみてリズム本二冊あったので、買ったのですが一つはハズレ(リズムの本質これは音楽書籍ではなかった)。もう一つはまさにドンピシャでした。 

●リズムの原理 ポール・クレストン著 

確かに、素晴らしい。でも難しい本は苦手なんでと思ってみたら意外と分かりやすいw

まず分かりやすいものをピックアップしておきますw

そしてはじめにヒンディミットのリズム研究の省略コメントとして、自身が語った言葉が紹介されている「すべてのリズムの問題は、作曲の形式上の特性と同じように、あまりわかっているところが少ないので、現在では、作曲技術の教育大系の一部としてリズムを加えるのは不可能だと思う」とある。

その通りで、作曲ということはリズム形成をすることであり、それは未知のものなので、理屈ではないので教育に加えるのは不可能。

 まったくその通りでございますw

 

●2つの強烈なリズム:バップとモーダル、パーカーとコルトレーン

ジャズという音楽は、リズムが本当に特徴的な音楽です。

ここに強烈なインパクあるリズムがバップフレーズというものが存在します。チャーリーパーカーがそれを生み出しました。そしてコルトレーンがそのバップを変えてしまいました。彼らのやったことはなんでしょうか?

フレーズは全く同じアルペジオですがまあ音選びも関係してきますが、同じスケール、音は12音しかありませんので、全く同じ音を使っていますので、コルトレーンは何をやったのか?それはリズムを劇的に変えたわけです。

そしてリズムというものはやはり奥が深く、これを極めると多分音楽の全貌が見えてくるのかも知れませんが、本当に難しい課題ですが、ここに大きなヒントがありますね。

リズムが世界を変えた。決して音でも旋律でもないということです。

まあ変わったコルトレーンチェンジというものもかなり重要ではありますがw

まあそうするとコルトレーンチェンジかなともなりますのでやはり、この2つのパワーが音楽の方向性を大きく変えたことを意味しているなら、音選びとリズムが変革のキーパーソンであることは間違いないことですね。

 

まあ、難しいのは無理として、基礎から学んでいきましょうw

●拍子

これはとても重要です。

これがリズムの基礎、根幹だと思います。ウォルター・ピストン(和声法と対位法の作曲家)には失望させられたとあり、まあ理屈だけの人はそうなるねwまあ和声法+対位法信者らしいコメントがこちらw

「拍子とは、簡単に言えば小節のことである。拍子は何らリズムを持たない」

まあリズムを何もわかっていないというか、和声法と対位法はあのストリングス動画と同じですが、リズムはあまり考えておらず、ストリングスのようにロングトーンしか使いませんので、こういう発想になるのでしょうね。

まあこれに関しては著者は失望していますが、まさにその通りでございますw

まあ最近やっと話題になり、わかってきたことはアフリカンリズム=ポリリズムですね。

これがやはり拍子を学ぶ上でとても重要だと思います。

 

そして コルトレーンが変えたリズムはここですね。パーカーと劇的に違う。あと最近のリズムですが、アフリカンリズム=ポリリズムと言われていますが・・・別にポリリズムでもないんですが、でもまあ複合リズムというか、拍子と複数リズムという考え方ですねw

ここをマイルスは自己のプライドが邪魔をしてコルトレーンを真似ることを拒み、自らのサウンド追求を諦めてしまったようにも思える、ロングトーンに向かうのですが、マイルス自身は何がやりたかったのか?もしかしたら和声法?対位法だったのか?とも思えなくもないのですが、まああまり面白い結果にはつながらなかった。

そしてその後、皆が追随したのはコルトレーンリズムですね。

 


そこもこの拍子にちゃんと理解している本もこちらのリズムの原理でした。

本当に素晴らしい内容です。

ここにバッチリの説明もあり、ポリリズムのようなことがちゃんと書いてあります。

まあ基礎なんですよね。

本当に素晴らしい。


 拍子とは拍ですからそこの区切りが重要。そしてそこにあるリズムこそが、リズムそのものの根幹ですね。

著書には拍子とは、単一、または2つ以上の小節の構造の中の鼓動拍 脈の集合である。

そこにはある時間軸の中にある脈と呼ぶ小さな単位ユニットに分割したものである。

とありますので、まさにポリリズムのことですが、そこもちゃんと考えて書かれています。

 

まあ長文になったので次回、コルトレーンは多分この本を読んで自身の演奏に取り入れたのだと思いますw

それだけドンピシャの内容ですw

まあ答えはシャッフルですね。

スイングではない、シャッフル要素。最近はこれです。ドゥーダ付点ではなく、イーブンTripleです。

これがコルトレーン以降です。バップとの決定的な違いですね。


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