2016年12月7日水曜日

Mode Blues 分析(Mr.P.C)

MODE Bluesについて分析してみる。

Mr.P.Cは12小節のCmブルースです。



コード進行は特に触ることなく、そのままですが、ブルースらしくない、JAZZコードを弾くことにします。

バッキング

とにかく全てのコードのルートはベースに任せて、抜きます。
抜いた音にテンションを追加します。

なんでも使える9thを追加。

Cm79 = bE△7

bE△7 |bE△7 |bE△7 |bE△7 Edim|

Fm79 = bA△7

bA△7 |bA△7 |bE△ |bE△7 |


7thコードなので、R+5度も抜いて、6thを追加。

bA7 = bA6on#F or bA69on#F

G7#9 = Gb6onF or Gb67#9

|bE△7 |bE△7 G7#9|


全部まとめると

bE△7 |bE△7 |bE△7 |bE△7 Edim|

bA△7 |bA△7 |bE△  |bE△7    |

bA6on#F|Gb6onF|bE△7 |bE△7 G7#9|


これの繰り返しをテンポ240で10分間もソロされたら苦痛そのものですw

右手のコードを弾きながら、左手でRootと5度の伴奏弾きをしてみましょう。
何とも心地の良い響きになるはずです。

ブルースではなく、どことなくボサノバっぽい響きになる気がしますw

ウォーキングベース

基本的にRootと5度を適当に行ったり来たりw
拍の頭にRootを置いて適当にスケール音やアルペジオを弾くだけ。

テクニック的にはクロマティック的に全音上がって半音で下り元の音へ行き、アルペジオで飛ぶみたいな適当でも、頭にRootをきっちり押さえるだけで、それなりになる。

極端に外さないために、Rootをスタートして5thに向かって行くように弾く。
ブルースなんで、経過にブルーノートを入れるとカッコいい。Cm=F#、Fm=B
blue noteはコード分けする必要なく、双方で使える。

カッコいいベースは毎回同じサイクルを繰り返す。やはり変に動き回ったり、すべて異なるサイクルよりもベースは固定ラインの方がカッコいい。

ただし、毎回同じフレーズで10分間ソロをされると音数が多い分、バッキングよりも苦痛w


アドリブソロ

ブルースなんで、もちろんブルーノートスケール。
ただし、ブルースのようにブルーノートオンリーではなく、テンション混ぜしたジャズブルーノートを使う。

Blue note scale
Cm=F#
Fm=B

コード分けする必要なく、もちろん共通で使える。

b3 penta + bluenote
b7 penta + bluenote
b6 penta + bluenote
4 penta + bluenote
b2 penta + bluenote
b5 penta + bluenote


これだけでかなり十分jazzな響きになります。

CmとFmの重複を合わせると

Cm = Fm
b3 = b6
b7 = 4
b6 = b3
4   = R
b2 = b6
b5  = b2

Fm = Cm
b3 = b6
b7 = b3
b6 = b2
4   = b7
b2 = b5
b5  = 7



W bluenoteのアウト感 special penta

7 penta
2 penta
6 penta
3 penta

Cm= Fm
7 = b5
2 = 6
6 = 3
3 = 7

アウトを使うときは一気にねじ込んで、すぐに半音上のPENTAに逃げてホッとすることw

コルトレーンが、アドリブの途中と最後にCメロディックマイナースケールを上って弾いています。

Cm=Cメロディックマイナースケール上り

5度から弾いてちょっと変わったニュアンス
G、A、B、C、D、Eb、F、G


6度から弾いてちょっと変わったニュアンス
A、B、C、D、Eb、F、G 、A

同じような考え方で、Fメロディックマイナーも使えます。

bebop in version Chord Melodic Minor Mode(Super Locrian Scale)

なんかこのころのコルトレーンのアドリブは、Super Locrianだけっぽい。

と言うことで、
Cm7はC Super Locrian(BCDEbFGA)
Cm7はBb Super Locrian(ABbCDbEbFG)
Fm4はF Super Locrian(EFGAbBbCD)
Ab7はDb Super Locrian(CDbEbEGbAbBbC)
Ab7はAb Super Locrian(AbABCDEF)
G7はG Super Locrian(GAbBbBDbEbF)
G7はC Super Locrian(BCDEbFGA)


コルトレーンのMr.P.Cはお手本のようなSuper Locrianだけで演奏されているっぽい。
と言うことで、相変わらずの私のドヘタ適当アドリブw
とりあえず、練習してないので、コードに合わせて3つのLocrianだけ弾いてますが、それっぽくなるので、大筋当たっていると思うw
コードに対して厳密に、フルで各スケール対応できれば、がっちりハマる気がするが、要練習。時間が必要。
でアドリブするとそれっぽくなるが、Pentatonicと次世代モード感を出したいので、さらなるMODE学習は続くw


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●トニック系マイナーリハモ

もう一度、トニックマイナーを意識して、マイナーブルースのMr.P.Cを考えてみる。
トニック系はマイナーリハモは回転形が主。

Cm7=EM7

MajorコードにはLydianサウンド

EM7=D minor Penta
Fm7=A♭M7

Cm6=Am7(♭5)

Modeコード=A♭ Diminish
Modeスケール=CのB Diminish

結局2つとも同じDiminishです。

DiminishのMajor ♭2nd pentaは11'356'

Modeコード= A♭ Major ♭2nd penta
Modeスケール= B Major♭2nd penta

これも2つとも共通のペンタです。

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Fm7=A♭M7

MajorコードにはLydianサウンド

A♭M7=G minor Penta

Fm6=Dm7(♭5)

Modeコード=D♭ Diminish
Modeスケール=FのE Diminish

結局2つとも同じDiminishです。

DiminishのMajor ♭2nd pentaは11'356'

Modeコード= D♭ Major ♭2nd penta
Modeスケール= E Major♭2nd penta

これも2つとも共通のペンタです。

-----------------------

Ab7=D7

Modeコード=D SuperLocrian
Modeスケール=GのF♭ SuperLocrian

その♭3度のminor pentaは

Modeコード=F minor penta
Modeスケール=A minor penta


G7=D♭7

Modeコード=D♭ SuperLocrian
Modeスケール=G♭のF SuperLocrian

その♭3度のminor pentaは

Modeコード=E minor penta
Modeスケール=A♭ minor penta


超簡単まとめ

bE△7 |bE△7 |bE△7 |bE△7 Edim|
D minor penta

bA△7 |bA△7 |bE△  |bE△7    |
G minor penta   |D minor penta

bA6on#F|Gb6onF|bE△7 |bE△7 G7#9|
ForA mP|EorAb mP|D minor penta

もちろん上記以外の通常のコードトーンのペンタも使えば、テンション系はより引き立ちます。
上記はトニックマイナーのみの考え方ですが、ブルースは時にⅤ-Ⅰ解釈しますので、CmはFmに解決するドミナント解釈することがあるので、節の最後にドミナント系ペンタを追加したり、Edim、最後のG7b9のペンタを追加したり、あとはSuper locrian使う。またアウトするpentaを意図的にぶっこむなどなど

頭で考えても、実践ではなかなかできません。
そこは楽器の練習が必要。
中身のある練習をして一気に上達して、新しい音楽の創作と新しい音楽表現を模索しましょう。
楽器の練習だけでも大変なのに、無駄な時間を失っている暇はありませんw

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Pentatonicと次世代モード感を出したいので、さらなるMODE学習は続くw

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