乳がん最新の治療薬適応拡大情報が気になります。
新薬の適応拡大治験ですが、まずは重篤な乳がんサブタイプが真っ先に適応しなければいけない関係、比較的に後回しにされているルミナールタイプの治験がどうしても遅れていますが、成果あれば、確実に治験を終えてくると思われます。
昨年は抗Her2抗体薬物複合体のエンハーツがルミナールタイプの2次治療として適応拡大されました。
そして米国では抗Trop-2抗体薬物複合体(ADC)トロデルビーがHR陽性HER2陰性乳がん3次治療でトロデルビーが米国承認されてます。
3次ですが、かなり奥手の薬ですが、かなり有効でかなり良い薬だと言うことくらいしか分かりませんが、すでに承認されているので、日本でもHer2陰性のルミナールで使えるタイプに新しい分子標的薬が増えるのは喜ばしいことです。
Gilead社、HR陽性HER2陰性乳がん3次治療でトロデルビーが米国承認:日経バイオテクONLINE (nikkeibp.co.jp)
日本でも恐らく、2次以降の再発した場合の治療薬として使えるようになるのかも知れませんが、現在フェーズ2、3くらいで治験中になっています。
乳がんを対象にした治験 | 国立がん研究センター 中央病院 (ncc.go.jp)
第一三共のホームページも更新されていました。
第一三共のがん事業について - 個人投資家の皆さま - 株主・投資家の皆さま - 第一三共株式会社 (daiichisankyo.co.jp)
Her2+Trop2+Her3が去年まででしたが、さらに2つ追加されて5DXd ADCsになっています。新しいB7-H3、CDH6の追加されたようで、頼もしい限りですw
5DXd ADCs=三共製薬 エンハーツ(抗HER2 ADC) Dato-DXd (抗TROP2 ADC) HER3-DXd (抗HER3 ADC) I-DXd (抗B7-H3 ADC) DS-6000 (抗CDH6 ADC)。
あと次世代として、他社製薬会社でもその他に、すでにPD-1 免疫チェックポイント阻害治療薬、遺伝子治療以外のMMDR阻害治療薬などもあり、とりあえず2040年頃には、本当に癌は治りそうな勢いで、分子標的薬の新薬がバンバン出てきています。
まあどれも治るわけでは無く、がん細胞も新しく生成されてしまうので、そこを無くす薬ではないので、延命薬になりますが、たぶん大丈夫でしょうw
本当の意味の癌治療を行うなら、未然に防ぐ薬を長期間内服するタイプのMMDR、CDK4/6のような薬が必要不可欠ですが、そうした類の薬も沢山出てくることでしょうが、根本的に老化現象を治す薬は存在しませんので、癌は一切無くなることは無いのでしょう。
あとは老衰で死んでいけるはずですが、死ぬまで治療薬代を稼ぐために働かねばw
がんはいろいろな意味で、やはり楽できない病気ですw
0 件のコメント:
コメントを投稿