2019年5月25日土曜日

音楽が弾けない人も音楽を奏でることはできる 音楽理論

私のデモ演奏を聴いての通り、音楽ができない人の部類であることはお分かりだと思いますw

音楽は真似をする、暗記したものをそのまま弾くことで、何となくそれっぽくは誰でもなれますが、それは音楽ができない人です。

暗記などで覚えたものをそのまま弾くのは誰にでもできます。オウムが言葉を覚えて繰り返しているだけです。同様に楽譜を読んでいるだけも同じことです。

しかし、私が望んでいるものは覚えたものをそのまま弾くのではなく、極めて自由に音楽を奏でること。
誰にでもこんな経験はあるはずです。あの時は弾けたが、今は弾けない。
何故そのようなバカなことが起こるのでしょうか?多くは語りませんw

目の前に、楽器があり、誰でも知っている理屈であるスケールがあり、コードがある。
本来であれば、たったそれだけで、無限に音楽は奏でることが出来るはずですが、しかし、それだけでは音楽は奏でることが出来ない。

最後にやはり残るもの、足りないものはリズムでしょう。
リズムがしっかりして、ちゃんとした理屈を把握している人は本当に素晴らしい演奏をします。しかし、その域に達するには相当の時間が必要になりますw
音楽で一番大切で、習得に最も時間がかかるものはリズムでしょう。

しかし、リズムのない音楽も存在します。
リズムは一旦置いて置き、ハーモニーの美しさだけをとにかく楽しむ方法です。

リズム習得には時間がかかりますので、まずはハーモニーを鳴らしてその美しい響きを楽しむのはすぐにでもできます。押さえるだけでいいので、特に難しいことはありません。

まずはリズムのない音楽=ハーモニーだけを鍵盤を押して楽しむ方法を考えてみましょう。

少しだけ理屈が必要になりますが、それほど多くは必要ありませんが、知識は多いほど役に立つでしょう。

ブログ右側にありますリンクに沢山おススメ書籍を載せてあります。
おススメのjazz教本
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しかし、理論書を常に手元に置いて置き、見て理解できるにもそれなりに知識が必要です。下記の内容さえわかっていれば、どの理論書を読んでも、ほとんどのことが理解できるようになるでしょう。

音楽は下記の和声法のカデンツで全てになります。
3つしかありません。

https://jp.yamaha.com/services/music_pal/study/chord/cadence/index.html

コード進行はこの3つのパターンを弾きましょう。
しかし、TSDTのSはDのおまけなので、最終的には2つしか残りません。

TSTとTDTの2パターンしかありません。
このうち最も使われるTDTのみを考えます。
TDTが出来ればDを細分化したものが、TSDTになりますので、2つ習得したことになりますw またDを取り除けばTSTになり、音楽の全てを網羅したことを意味しますw

コードの弾き方は様々な方法がありますが、私なりにいろいろと試しましたが、最終的にバリーハリスメソッドのDrop2 6thコードにしましたので、後々に役に立つように6thコードで弾きたいと思います。
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Drop2トーンがバスに来ますが、バスにDrop2させたからと言ってオクターブ上をユニゾンで弾いても全く問題ありません。抜く方が難しいので、その音が鳴っていても鳴っていなくても大した違いはありませんので、全くそのまま弾いても大丈夫です。何の問題はありません。気分の問題でしょう。ほとんどのDrop2の教科書は抜いてますが、そこを自分のやり易い方法に変える工夫もまた必要なスキルと経験です。教科書通りはBSなことも多いので、自分のやり易い方法で弾けば良いと思います。

もちろん借用和音も多用します。
 https://jp.yamaha.com/services/music_pal/study/chord/cadence/index.html

上記の借用和音はセカンダリードミナントです。
これも見てわかるようにTDTに部類し、5度上のドミナントを弾きます。
まずは手始めにセカンダリードミナントだけを使って、慣れてきたら元コードそのものをAXISチェンジしてみます。

理屈はこのくらいにして実際にエニーキーで弾きましょう。
いきなりバリーハリスメソッドのDrop2 6th Changeすることは、難しいので、分かり易い通常のコードでセカンダリードミナントをエニーキーで弾いてみましょう。

●ⅠーⅤーⅠ(major Key)

○まずはスタンダードなセカンダリードミナント

5度上にあるセカンダリードミナントを使ったダイアトニックコードで弾いてみましょう。ジャズコンポジションの図にあるように弾いてみましょう。ここに書かれていることはMajorですが、ジャズにおける作曲の理論と実践 ジャズ・コンポジション図書に書かれている3種類のMinorのセカンダリードミナントもちゃんと覚えましょう。

とても素晴らしい響きがします。
Ⅰ:ⅠーⅤ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-Ⅵ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅶ7-Ⅲm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅳ:Ⅰ-Ⅰ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-Ⅱ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-#Ⅳ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ

これは暗記ではないのか?良い質問ですw
そのまま何も考えず、上のコードネームを暗記しては全く意味がありません。
コードネームをただ暗記して弾くことで終わってしまうような意味のない練習です。
意味のない暗記練習と意味のある暗記とはそういう事です。

序盤であるここで、こういうことをわざわざ書いた意味があります。
このことはとても重要なことです。昔の教え方は意味や意図するAXISのとことを教えず、次々とコード名を羅列するだけ。極めつけの馬鹿なことを平気で書いてある。コード名を暗記しましょうと・・・それが20世紀の日本の音楽教育でした。どの書籍も同じコード名の羅列のみ。馬鹿にしているにもほどがある。

AXISは70~80年代からかなりの多くの人たちは、知っていたことでした。それらをちゃんと教育すればいいのに、本当のことは教えず、人を苦しめるようなことを平気でしてしまう。本当に屑ばかりでして、自分さえ良ければいい連中で、そもそも本当のことを教える気すらない、沢山コード名を羅列して得意げになり、自分の価値を保ちたいのか?わからない人をおちょくっているだけなのか?・・・本当に胸糞悪い。本当に何なんだろうか?人を貶め、混乱させ、搾取し、馬鹿にする輩ばかりであれば、本当に胸糞悪い連中です。

教育の場は、まともな教育をする気がない連中ばかり。しかし、AXISはちゃんと残っているので、本当に素晴らしい人たちもいる。本物の教育者と偽物の教育者を見極める必要があります。そして自分自身は、どちら側の人になるか。よく考える必要があります。ただコード名を羅列して、暗記しなさいという人には、私は絶対になりたくない。ちゃんとAXISを人に伝え教える人になりたい。宗教の大切さを分かっていない人が音楽をするとこういう結果になってしまったのか?・・・娯楽と快楽と堕落。本当に残念ですが、しかし、ちゃんとAXISが今現在も残って教えている教育も存在することはとても喜ばしいことです。AXISを知ったあなたはどちらになりますか?

愚痴っぽくなりましたが、AXISを他の人に伝える人になるか、コード名をただ羅列してAXISを伝えない輩になるかは、あなた次第。人としてどう生きますか?

セカンダリードミナントは目的のコードの5度上のドミナントだけなので、暗記でも何でもありませんが、ただ意味もなく、コードネームをただ順番通りに覚えるようなやり方ではなく、意味を知って、その意図と意味を暗記する。

単純で簡単なことですが、何故かそんなことも書かないと気が付かない時も多々あり。まあ、難しく考えず、どうやったら楽になるか常に考えてみてください。
目的コードの5度上の7thを弾くと覚えれば、すぐにエニーキーに適応できます。キーチェンジすれば本当に素晴らしいものが自由に奏でることができるようになります。

何も考えずに、音をただ覚えて弾く、何も考えず音を追いかけるだけのものではありませんので、本当に意味のある暗記学習なのです。暗記学習にも2種類あります。意味のある暗記と意味のない暗記です。意味のある暗記を沢山して応用しましょう。賢い人、上手い人はこの意味のある練習、身につく練習をして沢山蓄積しています。


インプロビゼーション=作曲の知識が必要です。
極めて自由に弾くこととは、やはり全てを理解して、全てを分かっていなければできません。

セカンダリードミナントだけでも本当に素晴らしい響きがします。
エニーキーで弾けるように頑張って覚えましょう。

 ○次にAXIS System Changeです。

AXISとは軸です。サークルオブ5thの軸を意味しています。

http://www.mi.sanu.ac.rs/vismath/lends/ch1.htm
http://www.harmonicwheel.com/bartok_axes.pdf
http://www.harmonicwheel.com/coltrane_changes.pdf

上記のサイトの日本語翻訳本です。
 
バルトークの作曲技法 
 

ジャズコンポジションの図にあるようにセカンダリードミナントもまたAXISできます。
AXISは裏コードやらリハモなどと呼ばれ、様々な書籍がありますが、全てはAXIS Systemで考えれば簡単に理解できることでしょう。


○セカンダリードミナントをAXIS Changeしてみましょう。
まずは裏コードと呼ばれる180度の対極軸(Opposite AXIS)にあるものです。

Ⅰ:ⅠーbⅡ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-bⅢ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅱ:Ⅰ-bⅢ7-Ⅱm7-bⅡ7ーⅠ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅳ7-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ-bⅤ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-bⅥ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-bⅦ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-Ⅰ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ

これも分かり易く、実コードを書きましたが、簡単に言えば#4上のコードです。

上記のAXIS図にあるように90度と270度にあるものも有効です。
180度は裏で使う事はお分かりです。90度もかなり使われる手です、そもそも基本3和音がそのまま含まれていますし、7th省略の6、13thになったと考えれば普通にありですが、その裏コードの270度はかなり微妙ですwが、可能性はあります。モーダルチェンジで7からm7変更のノンダイアトニックと考えればありですw
AXISは理論的にも完璧であり、簡単でとても親切で分かり易いのがAXISです。
モードもそもそも軸ですから、モードと呼ぶか、AXIS(軸)と呼ぶかの、呼び方の違いでしかありません。

AXISトーンはRootのディミニッシュコードトーンになりますので、簡単に覚えるならDiminishコードトーンをRootに置き換えれば良いだけです。
#4で裏コード180度、m3で270度 、6thで90度。


そして最も大切なこと。
セカンダリードミナントにAXISを適応するのであれば、チェンジコードは全て7thコードになります。
これは、もっとも大切なことです。AXISした時にそのコードがマイナーなのか?メジャーなのか?悩むときがありますが、コードはカラーです。同じカラーでチェンジしましょう。間違えた判断ではないのか?悩んだら、モーダルインターチェンジで解釈してしまえば、悩みも全て解消するでしょう。しかし、もっと明確な理由を言うなら、次のバリーハリスメソッドでは7thコードがm6とマイナーになっているので混乱しますが、マイナーになってしまったは理由はRootが省略されたテンションコードなので、マイナーになったと考えるべきです。AXISチェンジをRootから考えるならコードカラーは変えるべきではなく、Rootを省くならカラーが変わったコードになる。と考えるのが一番すっきりした答えかと思います。


○バリーハリスメソッドで、6thコードチェンジして弾いてみましょう。
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バリー・ハリス・ビバップ・メソッドの実践と応用
Practice and application of the Bebop method by Barry Harris
https://irdb.nii.ac.jp/00982/0002754119

これがまたChangeのChangeで、ややこしいのですが、頑張りましょう。
まずは普通のセカンダリードミナントをDrop2 6thコード。

AXIS 180
Ⅰ:Ⅰ6ー#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅱ:Ⅰ6-#Ⅵm6-F6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅲ:Ⅰ6-#Ⅶ6-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ6-#Ⅰm6-Ⅰ6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅴ:Ⅰ6-#Ⅱm6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅵ:Ⅰ6-#Ⅲm6-Ⅰ6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅶ:Ⅰ6-##Ⅳm6-Ⅱm6-#Ⅴm6ーⅠ6

6thコードへのチェンジ方法は、Ⅰはそのまま、M7は5thから、Ⅱ、ⅦΦは3rdから、Ⅴは半音上のm6。
基本形を見て、特種な6thチェンジは、Ⅱ=3rdから、Ⅴ=半音上、ⅠM7は5thからと自然にできるようにしましょう。書籍に書かれている通常のコード譜でも自然に6thチェンジ対応できるようします。

AXIS 0
Ⅰ:ⅠーⅤ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-Ⅵ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅶ7-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ-Ⅰ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-Ⅱ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-#Ⅳ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ

 ○コードの弾き方は伝統的な和声法のバスを決めてコードインバージョンを決めましょう。

6thコードチェンジの弾き方ですが、ここではコードを弾いてみるなので、バス課題になります。ソプラノである旋律からコードを組み立てる方法はソプラノ課題を参考にします。

まずはバスをBass音で考えるならRootと5thです。
Bassが居るならRootと5thはベースに任せ、キーボード奏者は3rdと7thをバスに弾きますが、コードトーンであればぶつかることはないので、まあ全部使えると言う事ですw
では何を基準に考えるかです。

和声法を知らなくてもONコードやペダルコード(保続音)のように、バスの動き考えて上に乗せるコードを考える方法が最も一般的で好まれる方法です。

 バスの音が決まったら、上に乗っかるコードも和声法に習うなら、バスが隣接する音に動くなら上に乗っかる和音はバスに反行することで、和声法で言う58平行移動の禁則を回避できます。
禁則はそれほど気にする必要はありませんが、和声法の良い要素も取り入れれば、自然と良い音が発することができます。簡単な法則は積極的に取り入れます。


如何でしたでしょうか。
このようなAXIS理論は、50年代から存在し、飛躍的にジャズやボサノバでは多くの人たちが取り入れて、音楽も激変しました。私たち日本では日本語翻訳された本の初版日が1978年7月から存在しますが、誰一人注目しなかった?あまりに日本には情報が無かった。
まあAXISについては知っていて秘密にしていた人も多いでしょうw
特に日本ではAXIS270度のモーダルインターチェンジすら最近知った感じです。

しかし、AXISを知っていながら日本の音楽は現在、こんな感じです。
何故ここまで海外と差が付いてしまったのか?秘密にしていた人たちは、結局何一つ生かすことが出来なかったから他ありませんw

神様は全てお見通しです。
そんなコソ泥のようなことをしても恩恵は得られませんw
何故なら私たちの全ては、先人たちから授かったものを基に学び、広まっていったのです。
 私たちは多くの情報を共有して「Sometimes it is the people no one imagines anything of who do the things that no one can imagine.」Alan Turing

一人でも多くの人にAXISを知ってもらい、また新しい音楽が生まれることを期待しております。

作曲活動と言うものは、音楽が弾けなくても可能です。
期待しております。

っと言われても実はこれだけでは無理なんですw
ただし、とても理解力が深まったことでしょう。
書籍を手にすれば、既に多くの理論は全て知っているはずです。
AXISで理論も明確になったことでしょう。しかし、音楽は生まれない。

そこで必要になってくるものは、弾けなくても絶対に必要なことはリズムです。

リズムは音楽に命を吹き込む。
ハーモニーは音楽のカラーを決める。
コードはカラーです。リハモは同じカラーでチェンジしましょう。

音楽で最も大切なものはリズムです。
次はリズムを勉強してください。

結局は、音楽が弾けない人には音楽は作れないことを意味していますw
頑張りましょうw

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