2020年3月9日月曜日

Notice8 考えない方法を考える:和声法の速記法

http://www.soundcaraway.com/wasei/comment/std/compst01.html

折角なので、和声法の速記法について考えたいと思います。

#139 音楽原動力(Power&Speed) 音らく論wシリーズ3 弾いて覚える和声法の基礎カデンツ進行ルール

和声法の速記方法 和声法を速く解く方法。

・設定できる和音

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ=Ⅰ6、Ⅳ=Ⅱ6、Ⅴ、Ⅵ=Ⅳ6、Ⅴ6

Ⅰ→Ⅱ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ
Ⅱ→Ⅴ
Ⅲ→Ⅳ、Ⅵ
Ⅳ→Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ
Ⅴ→Ⅰ、Ⅵ
Ⅵ→Ⅳ、Ⅱ、Ⅴ
基本的に和声法は楽譜の記譜になりますので、楽譜が苦手な人が苦労します。
下記のことがわかっていないだけです。

❗️サークルオブフィフスには和声法速記コツの調号、転回、保留音がある。 

 
●楽譜:記譜法
調号はサークル of 5th:♭=F 左回4度、#=G 右回5度
ついでに保留音は、サークル of 5thのRootと5度と覚える。

3度は線と線、間と間。
4度は3度の線や間+1
5度は線や間を一つ飛ばし。
6度は5度の線や間1つ飛ばし+1。

線と間の度数を覚えるのが楽譜の読み方です。
線と間の度数を覚えて、6度を判断、並行禁則158確認。
もちろん2段楽譜でもチェックが簡単。

●基本三和音
基本三和音の和声法もやはりDrop2奏法そのものです。
Dropパターンを固定して覚えてしまえば良いだけになります。

・蜜は3度5度4度。

・開であるDrop2
135=3・15(6度・5度)
351=5・31(6度・6度)
513=1・53 (5度・6度)

これだけになります。
6度以外は蜜にもなる。
開は3=6度とだけ覚えます。
6度を配置したら6度or5度になる。 
バスとテノール以外はオクターブ超える配置はない。
そのため、テナー、アルト、ソプラノの最大度数は開6度となる。

●4声和音
4声和音の場合、Dropさせると最大度数が開5度となる。
・開離は5度だけ。
・密着は3度2度4度。

●基本ルール
禁則は平行移動なので、基本バスに反行で配置。
終止密開ルール。密のあとは開にする。
保留音ルールは厳守。

・保留音ケーデンス
Ⅰ|Ⅴ|Ⅰ、Ⅰ|Ⅳ|Ⅰ

Ⅰ|Ⅴの保留音=5とR
Ⅰ|Ⅳの保留音=Rと5

保留音は、サークル of 5thのRootと5度。

1、保留音を決める。
  保留音はテナー、アルトにすると禁則回避が楽だが、必ずではない。
2、バス、ソプラノを決める。
3、基本三和音の内声 第3音開6度を配置したら6度又は5度を配置。
4、基本三和音の内声の最大は開6度。
  4声和音の内声の最大は開5度。

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