教本
学生のための和声の要点
楽譜
– 1998/12/10
禁則、ケーデンスまでは散々これまでに書いてきたので、その続きと速記のコツ。
・設定できる和音
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ=Ⅰ6、Ⅳ=Ⅱ6、Ⅴ、Ⅵ=Ⅳ6、Ⅴ6
Ⅰ→Ⅱ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ
Ⅱ→Ⅴ
Ⅲ→Ⅳ、Ⅵ
Ⅳ→Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ
Ⅴ→Ⅰ、Ⅵ
Ⅵ→Ⅳ、Ⅱ、Ⅴ
やはり最後の音選択と配置に時間がどうしてもかかります。
和声法を速く解く方法はあります。下記の手法で何度も何度も練習あるのみです。
★ケーデンスが決まったらとりあえず全部書き出す。
とりあえず、保留音重視だけど、そうも行かないので、微調整。
優先順位
1.保留音厳守(他の音は近くの音に配置)その代わり禁則の平行移動、ドミナントモーションなどに注意
2.反行ルール厳守(平行移動を避ける目的)
※慣れてきたら上段だけガイドトーンを書き、下段省略。
完成。
1オクターブに3和音ということは、1つは既に決まっていますので、残り2音しかないことを意味しています。
保留音で反行ルールの悩み軽減(ただし禁則ミスに注意)、バスとソプラノで2和音で悩み軽減、バスが回転系なら悩み軽減、根音バスとソプラノとアルトが3和音であれば、悩み軽減。悩みを減らす方法は早く3和音を確立すること。
さて、ここまで書けば、誰でも和声法ができるようになると思います。
次に添削ですが、これがまた厄介なので、コンピューターに頼むのも良いかもしれません。
ライセンス料金がややお高いですが・・・w
ここまで知って、高いお金を出して、PCで再入力するのはやや馬鹿らしいので、全部Cでチェンジして使えば、無料で使えるので、試しに入れてみては?
Desk Top Harmony CE
http://www.desktopharmony.com/index.html
なかなか良くできていますが、試験には役に立ちません。
試験に必要なのは速記です。練習あるのみですw
無料で使える添削Scoreソフト
Muse Score 2
https://musescore.org/ja/musescore-2-%E3%81%AE%E7%B4%B9%E4%BB%8B
和声法チェックプラグイン
https://musescore.org/en/project/check-harmony-rules
http://www.soundcaraway.com/wasei/comment/std/compst01.html
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