2017年8月15日火曜日

和声法の速記方法 和声法を速く解く方法。

教本

 https://amzn.to/2XcEv0V
学生のための和声の要点 楽譜 – 1998/12/10 伊藤 謙一郎 (著), 柳田 憲一 (著)

禁則、ケーデンスまでは散々これまでに書いてきたので、その続きと速記のコツ。

・設定できる和音

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ=Ⅰ6、Ⅳ=Ⅱ6、Ⅴ、Ⅵ=Ⅳ6、Ⅴ6

Ⅰ→Ⅱ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ
Ⅱ→Ⅴ
Ⅲ→Ⅳ、Ⅵ
Ⅳ→Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ
Ⅴ→Ⅰ、Ⅵ
Ⅵ→Ⅳ、Ⅱ、Ⅴ

 

 

やはり最後の音選択と配置に時間がどうしてもかかります。
和声法を速く解く方法はあります。下記の手法で何度も何度も練習あるのみです。


★ケーデンスが決まったらとりあえず全部書き出す。

あとは線引きするように決めていくだけ。
とりあえず、保留音重視だけど、そうも行かないので、微調整。

優先順位
1.保留音厳守(他の音は近くの音に配置)その代わり禁則の平行移動、ドミナントモーションなどに注意
2.反行ルール厳守(平行移動を避ける目的)
※慣れてきたら上段だけガイドトーンを書き、下段省略。

完成。

3和音なので、なめてかかると痛い目に遭うのが和声法。
面倒でも、基本である上の手順を何度もやってみましょう。
そうするとある法則が見えてきます。

気がついていると思いますが、バスとテナーは2オクターブまでOKなので、選択肢が多い。
逆にソプラノとアルト、アルトとテナーは1オクターブまでなので、選択肢が少ないことを意味しています。

1オクターブに3和音ということは、1つは既に決まっていますので、残り2音しかないことを意味しています。

ソプラノとアルトは3和音以内に収まることを意味していますアルトとソプラノも同じです。

ということは、ソプラノから離れていない音を選択すればいいことになります。

バス課題のときは、まずはソプラノを保留音と逆行で配置します。
その後、アルトを3コード以内の音、1音下、2音以内の音が決まります。
あとは残りのテナーを入れて終わりです。

逆に、ソプラノ課題はケーデンスを決めたら、バスに融通が効くため、バスとソプラノで2音を挟み込み、アルトか、テナーの配置を楽にする方法を考えます。

保留音で反行ルールの悩み軽減(ただし禁則ミスに注意)、バスとソプラノで2和音で悩み軽減、バスが回転系なら悩み軽減、根音バスとソプラノとアルトが3和音であれば、悩み軽減。悩みを減らす方法は早く3和音を確立すること。

考えていては時間が幾らあっても足りません。
じっくりあれこれ考えていると配置だけで、1問に15~30分くらいかかります。
それでは試験は時間切れです。
上記の方法で、速記を目指して何度も、何度も練習してみましょう。

さて、ここまで書けば、誰でも和声法ができるようになると思います。
次に添削ですが、これがまた厄介なので、コンピューターに頼むのも良いかもしれません。
ライセンス料金がややお高いですが・・・w
ここまで知って、高いお金を出して、PCで再入力するのはやや馬鹿らしいので、全部Cでチェンジして使えば、無料で使えるので、試しに入れてみては?

Desk Top Harmony CE
http://www.desktopharmony.com/index.html

なかなか良くできていますが、試験には役に立ちません。
試験に必要なのは速記です。練習あるのみですw


無料で使える添削Scoreソフト
Muse Score 2
https://musescore.org/ja/musescore-2-%E3%81%AE%E7%B4%B9%E4%BB%8B

和声法チェックプラグイン
https://musescore.org/en/project/check-harmony-rules

http://www.soundcaraway.com/wasei/comment/std/compst01.html

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