メディアントに関しては、ここで書くよりもこのビデオが詳しく教えてくれます。
バップコードの良いところは、いきなり全部入りなので、バップコードのコード連結を覚えれば全部できてしまう点です。しかし、メディアントと知らないとモジュレーションさせることに気がつかないことを考えれば、全く意味がありません。なぜかメディアントが音楽教育にないのが不思議なほどです。
私たちのこれまでの学習は「点」ばかり教えられていることを意味しています。
点と点上にある「線」がいかに重要であることに気がつきます。
●バップコードの意味
Ⅱ、Ⅳ=サブドミナント
Ⅲ、Ⅵ=メディアント
Ⅴm=サブドミ
Ⅶ=マイナーサブドミ
●メディアント(クロマティック)
https://en.wikipedia.org/wiki/Mediant
メディアントはモジュレーションさせて使います。
ⅱmがスーパートニックとなっています。
Ⅱφ=Ⅲm7b5|Ⅴ=Ⅵ7|ⅰ=ⅱm
※クロマティックのメジャーマイナーも同様に使える。
●ⅱ|Ⅴ|Ⅰ or ⅰ
メディアントモジュレーション進行になります。
通常通り弾けば綺麗にⅡ|Ⅴ|Ⅰになります。
メディアント未処理のコードⅢmがあることに気がつきます。
そこはトニックがリディアンなので、#4も仲間入りです。
Ⅲm=#️ⅳφ|Ⅴ|ⅰ=Ⅲm
●裏コード
未処理の問題として、メディアントでは裏コードRootがちょくちょくでてきますので、そちらについて考えてみたいと思います。
裏コードもいきなり教えてもらえて簡単に考えがちですが、実は大技で複雑なものです。
ダイアトニックコードは誰でも知っていることです。
ダイアトニックコードは馬鹿みたいにそれだけで完結させると何にも意味はありませんw
しかし、バップコードのようにテンションの積み重ねを理解して、使えば本当に素晴らしいことに気がつきます。結局教えて貰ってもただ暗記して、何も考えず、何も気がつかなければ、全く何も意味がないわけです。
音楽に暗記学習は全く無意味。
簡単なことでも簡単に考えていると何も得られないわけです。我ながら上手いこと言うなw
その意味合いも含め、気がつきnoticeシリーズ化して、考えないことを考えるから始まり、気がついていくことの大切さ、まあ考えていたら楽器演奏などできるはずもなくw
考えることは大切ですが、考えなくてもできる方法を考えてやっと一人前みたいな、とにかくなんでも考えて、気が付けば速い、巧い、凄いわけですw
そして裏コードにも同様の秘密がたくさんあります。
バップではコード細分化を多用しますが、これが裏コードとして頻繁に使われています。
今回も、前置きが長くなったので、次回に新しく仕切り直しw
ただ、書くだけでなく、身につけて練習する必要もあるので、まずはこのバップコードのエニーキーを頑張るということで、情報量の多さに本当にいっぱいいっぱいで、裏コードに手を出して考えてもいまの段階では多分そこまで手が回りませんw