2019年4月9日火曜日

Next step 演奏家的な音楽思考

音楽家としての幸せは楽器を意のままに弾くこと。
音楽は理屈でやろうとしても全く弾けません。

楽器演奏に置いて、理屈は面白くもなく、糞にも役に立ちません。
コンポーザーが音楽だけを作り、楽譜だけを書くことに徹して、楽器演奏をコンピューターのような楽器の名手に自分の作った楽曲を提供して幸せと感じるのでしょうか?自分の弾けないものを彼ら演奏家に渡しても、音楽家として一番の幸せを渡しているようなものですw

コンピューター技術は進化して、きっともうすぐ人間よりも優れた演奏ができるようなるでしょう。その時にコンポーザーは、再生ボタン一つで奏でているようすを見て、それで満足できるのでしょうか?
今すぐ出きることですが、Musescoreで素晴らしい曲やフレーズを丸コピーで写符して再生させてなにが面白いの?となりますw

楽器を弾くことは楽しいからみんな音楽に夢中になる。
音楽を聴く行為よりも、奏でる行為に喜びを感じるから音楽が辞められない。
実際に音楽は殆ど聴きませんw
一時期にいっぱい聞けばそれで十分かも知れません。
実際に演奏家は、練習に明け暮れて、人の演奏など聴いている暇がない。 
聴くよりも自分で演奏したい。
楽器を弾くことと音楽を行うこととは全く関係がないとも言えます。
楽器を意のままに使いこなすためにはそうした一瞬のロス、迷い、思考が生じることさえも許されない究極の世界。
それならばそれなりの思考と徹底した合理化を用いて楽器を操ろうとする思考が必要になってきます。

時間軸は瞬間的に過ぎて行きます。
その中でどれだけのことが出来るかを考えて、最も効率が良い方法を見つけなければ、楽器を演奏することなど一生不可能と言えます。
理屈は既に多くの知識を習得してきました。理屈がわざと分かりにくい状態にされている理由は、さまざまな人間の欲のようなものが見え隠れしますが、そんなものに捉われているようでは一生楽器は演奏することなど不可能かもしれません。

特にジャズの場合、実際に暗記演奏することは無く、多くの理屈を習得しており、全て分かったうえで行っている人が多い。丸暗記して、全く同じ演奏をする行為を行う人はまず居ませんし、居たら失笑されてしまうでしょうw
 
さっさと次のステップに進んで、より実践的な楽器を習得する方法論の確立に移りましょう。
●理論の徹底的な合理化
既にAXISを知るならば、その行先をAXISに的を絞れば良いだけ。
自由にAXISさせる練習。しかし、この練習はbop的な解釈であり、かなり古いので、次のステップを目指します。しかし、必ず物事を正しく認識する上で必要。あくまでも理屈の合理化です。弾く時には考える必要は全くありませんので下記のモードを考えます。

●運指と暗記の合理化
2度3度の動きが多いならば、その思考の合理化を考える。
鍵盤楽器であれば、黒鍵をガイドにそこから構成させるものを考える。

●丸暗記ではなく分析と習得を合理化
メカニカルなど数々のフレーズ教本、教則を持ってるが、一向に向上しないのは法則性を理解していない。
ガイドトーンの認識とコードとの関係を理解。常にガイドトーンを考えておく。
ガイドトーンを軸に反復練習。

●コードを考える時、ただ単にAXISリハモすることはbebop的な思考であり、さらに進化を目指すならBop的なコードを1点として考えるのではなく、モーダル奏法は線であるmodeスケール的に考えて合理化を目指す。

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