2019年7月27日土曜日

努力する方法を間違えることなく、どう練習するか。(Drop2)

これまでにメモしてきたことは、ヒントとして役に立つかもしれませんが、それでも最善ではありません。

ある方法に基づきエニーキーを練習を開始したとしても膨大な時間が必要であることはすぐに理解できるでしょう。

その膨大な時間はあなたのためになるのか?
考えれば、無駄になるかもしれない、でも役立つかもしれない。
そんなあやふやな答えで、自分の時間を無駄にする必要はありません。

そして暗記練習というものは極力するべきではありません。
もちろん暗記は絶対的に必要ですが、暗記は基礎学習のみ必要で、それがすべてではありません。

あなたが気が付いていないだけで、本当に楽々マスターできる方法がきっとあることでしょう。

例えばディミニッシュと6コードのスケールも何も考えることなく、ひたすら努力するよりも「2度間にある半音ディミニッシュ」たったこれだけ気が付いただけで一瞬でエニーキーが楽に、そしてどの場所にジャンプしても弾けるようになったことでしょう。

それらを見つける努力をするべきです。
力技で、ひたすらスケール練習を暗記したところで何の役にも立たない。

音符を覚えて弾く曲や251フレーズ集など音符を覚えただけの学習すべてに言えますが、数年、数日弾かなければ忘れてしまい、あの努力はなんだったのだろうか?と落ち込むでしょうw
なんの役にも立たない、あれらの学習はただ筋トレのように何も考えることなくひたすら暗記したものを弾くだけ。

多くの人たちはそんな暗記練習を小学生のことろから大学までひたすら行い、暗記練習にはうんざり。あのころ凄かったのにいまはパッパラパーであることもすでに多くの人たちは自分自身体験済です。

そんな同じことしかしない人には感動すらしないのがやはり暗記の諸さを知っている人たちです。諸刃の剣なのです。

そんな暗記などパッパラパー学習はするべきではありません。
そんな努力をすることを今すぐに辞めるべきでしょう。

良く考えてから楽にできる方法を見つけ、練習する必要があります。
なんでもそうですが、見つければ進歩も劇的に速いでしょう。

Drop2のエニーキーで考えてみたいと思います。

Drop2場合、16の3和音進行、17+2度をヒントにスケールを弾くとかなり楽に弾けるようになるのですが、その方法論が最善とは思いません。
エニーキーをひたすら練習したところで、それが本当に最善とは限りません。

基本的に全員気が付いているはずです。
ディミニッシュは楽であるとw

・m6とΦは同じ。
・上記の2つのコードとディミニッシュの違いは1音半音上移動だけ。
・ディミニッシュ1音半音下移動で7th
・m7と△6と△9は同じ。
・7thの1音下移動+1音下移動でm7th

上記で基本コードは全部そろいました。
ディミニッシュの半音上げ下げするルールまとめ。

・7th=Rootへ1音下
・m7=Rootと3rdへ2音下
・m6=5thへ1音上
・m7=5thと3rdへ2音上

上記のことから2種類のパターンが存在する。

7th+m6:ディミニッシュ1音ずらしタイプ
m7+△9:コンディミのような2+2タイプ

上記とパッシングディミニッシュとの関係を考えてみる。
基本的に全音隣のディミニッシュがパッシングディミニッシュになる。
そして上移動なら上のパッシングdim。下移動なら下のパッシングdim。
左右はもちろん当たりのようですが、2度になるのでw

-------------------------------

■7th+m6:ディミニッシュ1音ずらしタイプ

・7th=Rootへ1音下

 半音上のディミニッシュならパッシングdimとしてもそのまま使える。
もちろん正規のパッシングdimも問題なし。

・m6=5thへ1音上
Drop2は基本的にディミニッシュトーンを弾くと考え、
トップからm3度を基本として、移動を間違えたとしても気にしない。


◎Drop2ルール結論
ディミニッシュトーンを弾く

・7thはb2になり、m6はb5になるのでテンション。
2つとも#4のAXIS180です。
ただm6は可笑しな感じにもなるが、たぶん慣れて来たらできるはずなので、はじめは気にしない。

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■m7+△9:コンディミのような2+2タイプ

・m7+△9
コンディミもどきの2+2をどうするか。
困った時は、分けてみる作戦忘れてましたw

m3、2、m3

2度の両脇はm3で左右対象
なので、実はこっちの方が簡単でしたw

◎Drop2ルール結論
・m3、2、m3


たぶんこれが答えかもしれません。
しかし、気が付いて居ないだけでもっといい方法があるのかもしれませんが、ないかもしれません。

わたしがこの答えにたどり着いたヒントはマークレビン本の最後のページ。
 「ドロップ2について最後に思うこと

・上から下へ吊るし下げる。
思考は上から見る。バスはトップを見る。

・F#ΦとDΦの音と音の間のスペースは変わりません。

からヒントを得ました。


最後にもう一度Drop2の練習方法を今一度確認。

◎思考前

・ⅠⅥの基本三和音と2度の17思考にエニーキースケール
・LHのdrop2はバスとアルトと4度

◎思考後

・2タイプのコードに分類。
7th+m6:ディミニッシュ1音ずらしタイプ
LHのDrop2はトップノートを常に考えてディミニッシュトーンをそのまま追いかける。

m7+△9:コンディミのような2+2タイプ
LHのDrop2はトップノートを常に考えてm3、2、m3と2度対象で考える。

と比べれば全然異なる考え方です。

どちらが楽か。
ではなく、全てを使い、思いつく限りの楽な方法で練習する。

LHは全部4度なのでかなりテンション込々なので、かなり修正が必要であり、まだ改善の必要があり、思考後より明確になった。
 
これでDrop2の練習も少しばかりは楽になったと思います。


インタビューにバリーハリス氏のクリニックに参加してディミニッシュを飛躍的させることが出来たとあり、みんな彼から学んでいますが、もちろんこの練習方法が無かったわけではありませんが、あまりにも乏しすぎた。

 バリーハリスのような人が居なかったら、多くの素晴らしい書籍にも出会えなかった。
本当に素晴らしい音楽家と言うものは、ちゃんと後世の人へ音楽を伝え、教えている人たちのことを言うのでしょう。

本当にありがとうございます。


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