和声法には秘密があります。
響きの気持ち良いツボの歴史が積み重ねられています。
弾くとわかりますが、とても心地の良い響きがします。
なぜだか、基本三和音とは思えない深みさえも感じてしまう。
音楽の王道が和声法にはあります。
とにかく、弾いて覚えていきましょう。
譜面ばかりではさっぱり面白くありませんw
難しく考えると覚えられませんので、簡単にしましょう。
まずはⅠの和音です。
バスはRootです。
動くのは3和音です。パターンは3つしかありません。
蜜135、351、513
開153、315、531
次に第一転回系のⅠ6
バスは3度です。
動くのは3つの音のパターンは2つしかありません。
151、515
次に第二転回系のⅠ64
バスは5度です。
動くのは基本3和音と同じです。
基本の135、351、513です。
Ⅰと同様の重複音が可能なコードはⅣとⅤなので、上記と同じになります。
ただし、Ⅳ64とⅤ64は1度重複が可能なので、右手に131が使えます。
たった3つのコードとコレだけでかなりいい音がします。
・設定できる和音
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ=Ⅰ6、Ⅳ=Ⅱ6、Ⅴ、Ⅵ=Ⅳ6、Ⅴ6
Ⅰ→Ⅱ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ
Ⅱ→Ⅴ
Ⅲ→Ⅳ、Ⅵ
Ⅳ→Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ
Ⅴ→Ⅰ、Ⅵ
Ⅵ→Ⅳ、Ⅱ、Ⅴ
運指の簡単暗記ポイント!
Ⅰ、Ⅱ、Ⅱ6、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ(Ⅱ64とⅥ64はない)
左手:Root or 5(Ⅱ6のみ3)
右手(蜜):135、351、513
右手(開):153、315、531
Ⅰ6、Ⅳ6、Ⅴ6(Ⅱ6は弾かない)
左手:3
右手(蜜):151、515
右手(開):115、551
Ⅳ64とⅤ64のみ
左手:5
右手(蜜):131
右手(開):113
Ⅵ
左手:Root
右手(蜜):353
右手(開):335
とりあえず運指はたったこれだけ覚えて、適当でも良いので弾いてみましょう。
とっても良い響きがします。
せっかくなので、鍵盤は伴奏方式で、バスはユニゾンで18で弾きましょう。
Ⅴ7
左手:Root
右手:357、573、735、375、(5)37、(7)53
Ⅴ7(65)
左手:3
右手:157、571、715、175、517、751
Ⅴ7(+6)
左手:5
右手:137、371、713、173、317、731
Ⅴ7(+4)
左手:7
右手:135、351、513、153、315、(5)31
Ⅴ7(省略)
左手:Root
右手:137、371、713、173、317、731
Ⅰ(省略)
左手:Root
右手:131
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次に禁則ルールと動きのルール。
バスと反行して動くのみだけをまずは守ってみるが、やはり少し窮屈に感じたり、動きがダイナミックになり過ぎて、響きがぎこちなかったりします。
やはり保留音を生かした自由な動きが響き的に良い気がします。
カデンツと終止
TSTであるⅠⅣⅠ又はⅣⅠⅣ
TDTであるⅠⅤⅠ
TSSDT
左手をⅠ|Ⅳ|Ⅰ
Ⅰ|Ⅳ64|ⅠでR|5|R
右手は自由に弾いてみる。
そこで弾いてはいけない、抜けている音があります。
2と7です。
左手をⅠ6|Ⅳ=3|Rを混ぜながら、右手は自由に弾いてみる。
Ⅰ|Ⅴ|Ⅰ
Ⅴの7度は必ずⅠのRootに戻る。
5は保留音のため動かさない。
左手をⅠ|Ⅴ64|Ⅰ6
そこで弾いてはいけない、抜けている音があります。
4と6です。