2017年3月21日火曜日

和声法攻略法

和声法攻略のための秘策。

移動ドは数値化。

数値化で覚えること。
いろいろ考えるよりも、根音から3度だけで良い。
根音1、3、5
基本3和音は3音だけを考えれば、すべてを135で考えることで保留音にも関わってくる。

●保留音

246
  468
    683
      835
        357
          572
            724
              246

●バス
14(64)
25(64)
51(64)
----
4th


31(6)
42(6)
64(6)
----
3rd

7=Ⅴ(6)


●ソプラノ

4=24
6=246
2=25
7=5
1=468
5=15
3=16

●回転系
Ⅵなし。
64はⅠ、Ⅳ、Ⅴ経過音

●重複

回転なし基本バス、Ⅵのみ根音+第3音

第一回転は基本バス以外。Ⅱのみバス。

第二回転はバスと根音だが、Ⅰのみバス。




●ケーデンスとバスとソプラノ配置

ケーデンス、バス、ソプラノごときに悩んでいる時間はありません。

回避できるところは、回避で同じコード押しをしましょう。
とにかく楽することをしないと、あとで痛い目に遭うのは自分自身w
天才でもない限り、連続のオンパレードでも良いかと。

●開離と密着

開離は一音飛ばし、密着は続けて書く。

そこで決め手になるのが、バスとソプラノですが、必ず反行した動きになるので、次の音は既に機械的に決まっています。すべて数値化して書いてしまえばいいだけです。

バスならテノールとアルト書く、ソプラノならアルトとテノールを続けて全部数値化して書いてしまう。

無理な動きなら一から考え直す。

全体に下がっているので有れば、下の位置から始める。すべては反行。


瞬時で、その音が何であるか決定できる暗記ポイント。
問題は、その後のバスに逆行配置が時間がかかる。
密集、開離は十分に取る。
一通り中埋めしたら、自己チェック。

バス課題

1=Ⅰ、Ⅳ(第二転回、冒頭のみ)
2=Ⅱ、Ⅴ(第二転回、TDTサンドイッチ)
3=Ⅰ(第一転回)
4=Ⅳ、Ⅴ7、Ⅱ(第一転回)
5=Ⅴ、Ⅰ(第二転回)、Ⅲ(第一転回
6=Ⅵ、Ⅳ(第一転回)
7=Ⅴ(第一転回)



ソプラノ課題

1=Ⅰ、Ⅳ(4度)、Ⅵ(2度)
2=Ⅱ、Ⅴ(4度)
3=Ⅰ、Ⅵ=Ⅲ(4度)
4=Ⅱ、Ⅳ、Ⅴ7、Ⅵ(246)
5=Ⅰ、Ⅴ(4度)、Ⅲ
6=Ⅱ、Ⅳ、Ⅵ(246)
7=Ⅴ
 
●バス
4度系
14(64)
25(64)
51(64)

3度系
31(6)
42(6)
64(6)

7=5(6)

●ソプラノ
4=24
6=246
2=25
7=5
1=468
5=15
3=16


ソプラノドミナントモーションの注意点

D1|T1=ⅤⅠ6
D3|T1=ⅤすべてOK
D5|T1= NG
D5|T3=ⅤⅠorⅤ6Ⅰ=Ⅰ6NG
D8|T3=Ⅴ6ⅠorⅤⅥ
D5|T5=ⅤⅠ6だけ
D8|T5=ⅤⅥNG


暗記方法は、4度上と64=2度追加(国道246)


・設定できる和音

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ=Ⅰ6、Ⅳ=Ⅱ6、Ⅴ、Ⅵ=Ⅳ6、Ⅴ6

Ⅰ→Ⅱ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ
Ⅱ→Ⅴ
Ⅲ→Ⅳ、Ⅵ
Ⅳ→Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ
Ⅴ→Ⅰ、Ⅵ
Ⅵ→Ⅳ、Ⅱ、Ⅴ


転回ルール

・Ⅵは転回しない。 

第一転回系 6

Ⅰ6=特に制限なし
Ⅱ6=特に制限なし
Ⅲ6=特に制限なし
Ⅳ6=特に制限なし
Ⅴ6=特に制限なし
Ⅵ6=全く使わない。


第二転回系 64

Ⅰ64=Ⅴへの前提(Ⅰ64-Ⅴ)としてのみ使用される。また、経過音もあり(Ⅳ-Ⅰ64-Ⅳ)トニックの第2転回に先行するコードはサブドミを設定する。
Ⅱ64=通常使用されない。
Ⅲ64=ほとんど用いられない。 
Ⅳ64=曲の冒頭のみ。(Ⅰ-Ⅳ64-)
Ⅴ64=経過音のみ使われる。(Ⅰ-Ⅴ64-Ⅰ)
Ⅵ64=全く使わない。


重複ルール

転回なし

Ⅰ=根音
Ⅱ=根音
Ⅲ=根音 
Ⅳ=根音
Ⅴ=根音
Ⅵ=根音+第3音

第一転回系 6

Ⅰ6=根音+第5音(バス重複NG)
Ⅱ6=第3音
Ⅲ6=必要なし。
Ⅳ6=根音+第5音(バス重複NG)
Ⅴ6=根音+第5音(バス重複NG)
Ⅵ6=必要なし。

第二転回系 64

Ⅰ64=第5音(バス重複OK)
Ⅳ64=根音+第5音(バス重複OK)
Ⅴ64=根音+第5音(バス重複OK)
Ⅵ64=必要なし。



●中埋め配置

・出だしスタート時の開離、密集配置の見極めを間違えると手詰まりになる。

バス課題の場合、バスが4小節先まで上行ならば、スタートは可能な限り開離配置。逆にバスが下行ならば密集配置する。
ソプラノ課題の場合、バスの逆で、上行なら密集、下行なら開離。

中埋めに時間を取られることが多いので、できるだけシステムテックに配置するようにルールを決めて置く。


基本3和音は3音だけを考えれば、すべてを135で考える。

   順   上行         下行
1=135=135、153=135、153
4=461=146、164=164、146

保留音は、1-1と4-5のみ

1=135=135、153=135、153
4=135=513、531=531、513

-----------------------------------

1=135=135、153、315・・・5
6=613 =136、163、316・・・6

6=613=613、163・・・3
4=461=614、164・・・4

14以外は下行なし。

1、隣を見て、まずは保留音を配置する。
・上記表から、バスとの関係を考慮して、配置する。
14の場合、バスが離れているなら、保留音はソプラノに持っていき、バスが近いならば、保留音は中に入れる。

 2、バス、ソプラノを反行させて重複音を配置する。
・バスの重複、または転回=根音、5度の重複を反行させて配置する。

無理ならすぐにコードチェンジして、楽な方法を探す。

2-5よりも4-5

など 動きに制限が厳しいものは、初めから選択しない。

※和声法は音楽ではなく、クイズに近く、その方法しか答えはないので、全く面白くないことを正しく認識して置きましょうwそのため、みんな嫌いですw


バス課題の場合、上記でケーデンスとソプラノを決める。中埋める。

ソプラノ課題の場合、上記でケーデンス決定して、バス。

バスもソプラノもお決まりの数値で。
これもやはり上記の数値でお決まりケーデンスに合わせてサクサクと決めてしまう。

あとは中を埋めるだけ。

簡単?簡単!簡単?!


● 誤修正


・自己チェック
 譜面の段落をサクッと通してチェックする。

・まずは、禁則1度、5度、8度重複。
同じ段落の場合は、5度は1線間、8度は2線半間の連続を確認するとすぐに分かる。

・問題は、2段またぎのチェック方法。
下段から上りを見る。
5度は、下段上部のファから上、下段ファなら上段ド。
ファ=ド、ソ=レ、ラ=ミ、シ=ファ。

・下段と上段のオクターブを超え平行移動
Ⅴ-Ⅵ進行でバスとソプラノが並行上昇する場合に注意!
見落としガチ

・転回系バス重複

・次に、ドミナントモーション系

増4度は、1線半(FとBの含む場合は1線半) +#

音が飛びすぎたもの、離れすぎたものは辞める。
長短7度の跳躍はNG
7度以下厳守。

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