2015年8月23日日曜日

モード解釈のコード進行 mode code (代理コード) リハーモナイゼーション

コード進行をよりリッチで豊かなサウンドにするにはテンションを使うのは当たり前のことですが、このテンションこそがモードそのものであり、モードテクニックが必要となります。
一般的に代理コードとも呼ばれていますが、何の代理なのか?いまいち説明されておらず、これらはモード上のスケールで出来るコードと考えた方が、学ぶうえで分かりやすいと思います。

Ⅱ−Ⅴなどの指定のコードは、モードスケール上にあるコードにすべて置き換えることが出来ます。

基本和音を元に、モードスケール上のトーンを1音でも変更するコードは全てリハモと呼ばれる。



鍵盤練習のコツ
はじめはモード理解のため、手の形を固定し、横にスライドさせながらコードを覚え、次にインバージョンで回転1音1度2度ずらし、2音1度2度ずらしで発展させながら覚えましょう。



スケールの覚え方

スケールは鍵盤を視覚的や固まりで捉えると覚えやすい。

  C#ペンタ        Dペンタ
黒 黒白黒黒      白白黒白白
| |||| や  ||||| 
      |         ||   ||



Mode Chord

オールマイティに利用可能な3度積みコード
Root無しコード:3度から3度積み=9th
Root+3度無しコード:5度から3度積み=9th+11th

ⅠーⅥ
7度無しコード:6thコード又は6度からの3度積み
 ⅡーⅤ
Root+3度+5度無しコード:7度からの3度積み

major Scale(Tonic) Avoid Chord=使うとout感が出る

Ⅰ-Ionian(D,E,F#,G,A,B,C#,D
Ⅰ-Lydian(D,E,F#,G#,A,B,C,D)

Ⅰ△7、Ⅱm7、Ⅱ7、Ⅲm7Ⅳ△7#Ⅳ7b5、Ⅴ△7、Ⅴ7、Ⅵm7Ⅶm7


Minor Scale(Ⅰ=Scale Root) Avoid Chord=使うとout感が出る

Ⅱ-DorianD,E,F,G,A,B,C,D)Dm7,Am7,Em7
Ⅱ-AeolianD,E,F,G,A,Bb,C,D)Dm7,Am7,Bb△7
Ⅱ-PhrygianD,Eb,F,G,A,Bb,C,D)Dm7,Eb△7,Cm7
Ⅱ-Locian(D,Eb,F,G,Ab,Bb,C,DDm7b5,Fm7,Ab△7

4th chord Top noteからぶら下げ

F、B、E、A、D



Melodic Minor scales

D Melodic (D,E,F,G,A,B,C#,D) Dm6
D b9 Dorian (D,Eb,F,G,A,Bb,C,D) Dm7
D n9 Locian (D,E,F,G,Ab,Bb,C,D) Dm7b5
D altered dominant (D,Eb,F,Gb,Ab,Bb,C,D) D7

D b9 Dorian = D Phrygian(Natural minor)



Harmonic Minor scales

D Harmonic (D,E,F,G,A,Bb,C#,D) Dm△7
D n13 Locian (D,Eb,F,G,Ab,B,C,D) Dm7b5
D #11 Dorian (D,E,F,G#,A,B,C,D) Dm7
D b4°7 Locian (D,Eb,F,Gb,Ab,Bb,B,D) Dm7b5

D Aeolian = Bb Lydian Scale (Bb,C,D,E,F,G,A,Bb) = F Lydian
D Phrygian = Bb Major Scale (Bb,C,D,Eb,F,G,A,Bb) = F Mixolydian 



Ⅰm7、Ⅰm7b5、bⅡ△7、Ⅱm7、Ⅱm7b5、bⅢ△7、bⅢ7、bⅢm7、Ⅲm7、Ⅳ7、Ⅳ△7、Ⅳm7、bⅤ△7、Ⅴ7、Ⅴm7、Ⅴm7b5bⅥ7、Ⅵm7b5Ⅵm7、bⅦ△7、bⅦm△7、bⅦm7、bⅦ7、Ⅶm7



major Scale(Dominant)テンション含め全ての音が使える。 Avoid Chord=使うとout感が出る

Ⅴ-Mixolydian (D,E,F#,G,A,B,C,D)
Ⅴ-Lydian (D,E,F#,G#,A,B,C,D)
Ⅴ-symmetric Diminish (D,E,F,G,Ab,Bb,B,Db,D)
Ⅴ-Whole tone (D,E,F#,G#,A#,C,D)

Ⅰ7、Ⅰ△7、Ⅰm7、bⅡm6bⅡm7b5、bⅡ7、Ⅱ△7、Ⅱm△7、Ⅱ7、Ⅱm7、bⅢ△7、Ⅲm7b5、Ⅲm7、Ⅳ△7、Ⅳm7、Ⅳm7b5#Ⅳm7b5、Ⅴ△7、Ⅴm7、Ⅵm7、bⅦ△7、Ⅶm7 


特性音(カラートーン)とAvoid(省略音)

特性音とアボイドは同じ音の場合が多く、アボイドは響きを豊かにするため、modeでは積極的に使われる。

Dorian : 6度
Phrygian : 2度
Lydian : #4度
Mixolydian : 7度
Aeollian : 6度
Locrian : b2度、b5度


簡略化万能特性音 Avoid =使うとout感が出る

minor chord : 2度=Root全音上、6度=7度半音下
major chord : #4度=5度半音下、△7=7度、7th=b7

7b5 chord : 



A major Scale

3度 chord : Ab,C,Eb,G、Bb,
4度 chord :Ab,D,G  、



オルタードスケール


Gオルタードスケール


Gオルタードスケール上のコード


bebop in version Chord Melodic Minor Mode(Super Locrian Scale)



3度上マイナーペンタ:Bb m penta


コルトレーンチェンジする

裏に行った後、長3度下進行でトニックを増やす。
一つのトニックの代理コードのトニックを挿入するマルチトニックシステムと呼ばれるもの。
代理トニックはサークルP5を使い、三角形を利用したものが基本として、さらに拡張した、四角形、六角形がある。

五度圏

2トニックシステム(対極)
C、F#


3トニックシステム(3角)

Dm7,Bbm7,F#m7

Dm7/G7/C
Bbm7/Eb7/Ab
F#m7/B7/E


Ⅱ-Ⅴ-Ⅰの場合

Ⅱ-Ⅴ-Ⅰの場合のマルチトニックシステムの使い方。
Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ進行のⅡの前にマルチトニックを挿入して、トニック前にドミナント挿入。

Dm7/G7/C
Dm7 Eb7/Ab△ B7/E△ G7/C△



3トニックシステム(3角)
C、Ab、E


4トニックシステム(4角)
C、Eb、Gb、A

6トニックシステム(6角)
C、Bb、Ab、GB、E、D


マルチトニックシステムの使い方。
裏コードを弾くが、P5サークルに合わせて、トニックを三角形、四角形、六角形のようにRootを置いてⅡ-Ⅴ-Ⅰで演奏する。




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