前回のマイナーとドミナント2つのコードスケールはインサイドのみでした。
まあドミナントのみディミニッシュとオルタード=メロディックマイナーだけは外せないので入れましたが、あれはドミナントではインサイドと言っても良いでしょうw
スーパーサイヤ人になるにはあと一つアウトサイドというスパイスが必要ですw
カレーにソース、うどんに生姜、サラダにごま油、とんこつにニンニク、肉まんにマスタードカラシ、チキンにカラシマヨネーズ、醤油ラーメンに一味ラー油ネギw
関係ないがヨドバシakibaができるずっと昔にヨドバシakibaへ行く上野通りから入るT路地角に現在のカラオケ屋の場所に5人しか座れない小さな汚いラーメン屋の醤油ネギラーメン六百円が大好きでしたwあのラーメン屋引退したんだろうな。うまかった。
この魔法の調味料一つで劇的に変わる。スパイスがないと締まらない。
音楽スパイスとはアウトサイドのことになります。
このスパイスは沢山あると思います。
旋律ならフレーズ本で「アウトフレーズの革新の書」に書いてある内容。
コンディミ、ペンタ、オーギュメント、オルタード、ホールトーン、スケールシフトなど、あの本はかなり素晴らしい図書なので、フレーズブックはこれを使いたいと思いますwこの図書なら現役で誰でも手に入るし、内容もなかなかいい。すぐ忘れるので完全に忘れてましたw
●コードスケールのアウトサイドの奥義
多旋法性(Polymodality)とはドミナントコード以外のコードスケールのアウトサイド。
もちろん古典的な多調性(Polytonality)であるセカンダリードミナントも全て全部使っていきますのでこの2つを分ける意味は無いので、今の時代は、全部入りでアウトサイドだけで良いと思いますw
かなり前衛的に思えるかもしれませんが、前衛ジャズ(アバンギャルド)とは1950年代から既に70年も経つので、もう既にバップ同様、オールドスタイルのスタンダードの仲間入りですw既にもう前衛(アバンギャルド)ではないので、良い加減に名前をつけてあげる必要があるとするならなんと付けますか?まあ世間ではpost bopとも言われています。私は分かりやすくRootlessジャズにしておきますw
アウトサイドの種類は、セカンダリードミナント、シフト=クロマティック、Rootlessなどでトーナルセンターキー以外のキーを一時的に取り入れることで、サウンドがかなり面白いものに変化します。この武器を持っていればものすごい変化を加えて豊かにすることができます。
・セカンダリードミナント、Rootless、シフト
アウトサイドに使うのはこの3つです。
かなり無茶をしても大丈夫と言うよりもちゃんとトーナルセンターへ戻れば大丈夫です。
●セカンダリードミナント
まずはセカンダリードミナントは基本中の基本ですね。
👍#4裏コードのコードスケール25
説明はこれだけで十分です。誰でも瞬時にできるはずですw
しかし、問題が発生します。
4thコードに適応するための4度積みのキーチェンジ方法は?
これが意外と地味に謎多し問題でしたが、今はエニーキー対応の素晴らしい図書をみましょう。
・4thコードスケールに適応:マイナー=ドミナント
Chords in Motion: Moving Quartal Voicings & Related Structures 22ページ
例:Dm → #4=bA → bBm。
マイナー:コードシンボルのハーモニックマイナーの4度積み
ドミナント:マイナーコードと同じものを使う。
👍#4裏コードスケールの4度積みコード
かなり重複するので、適当でも問題ないけどちゃんとしましょうw
●シフト
半音強制的に上げ下げ。
●Rootless
簡単に説明するなら
RootlessはRoot Omitなので、コードカラーは全て逆転します。
Rootlessコードに9を加えます。
・minor Chord=Major Chord
Dm7=F△7、Em7=G7、Am7=C△7
・Major Chord=minor Chord
もちろんRootlessの裏コードや4thコードスケールも使えます。
ダイアトニックをそのままRootlessにしたのはバップ時代で、その後のアバンギャルドの50年代にできたRootlessは全てのDorianをRootlessで使います。
❗️全音下スケールの全ての音起点のDorian Rootless コードスケール
Rootlessはルートを省いたコードのⅡコードを用います。
Key C Dorian Rootlessコードスケール
・Aパターン:3572
・Bパターン:7235
2ページ目のまま使う。コード名は・・・あまり気にしないw
図書の通りのminor Rootless
例 Key of C Chords Scale
・bB Dorian のⅡ = Cm7のBパターン = Cm9/bB(bB DbE G)
・C のⅡ = Dm7のAパターン = FM7
・D のⅡ = bE7のAパターン = GM7
・bE のⅡ = Fm7のAパターン =bAM7
・F のⅡ = Gm7のAパターン =bBM7
・G のⅡ = Am7のBパターン =Am9/G(GBCE)
・A のⅡ = Bm7のBパターン =Bm9/A(A#CD#F)
・E のⅡ = #Fm7のAパターン =AM7
●他のコードスケールの適応まとめ一覧表
HAL CROOK ハウ・トゥ・インプロヴァイズ HAL CROOK (著)より引用